Mottyの旅日記 Archive

Mottyが巡った場所の記憶と記録

不動堂遺跡

 昭和49年(1974)12月23日に国指定の史跡となった、縄文時代中期前葉から中葉にかけての遺跡。

 北アルプスから流れ出る黒部川や小川の扇状地であるこの一帯は、現在もそうであるように昔からの田園地帯で、耕作のときに土器の破片が発見されることが多かったようだが、昭和48年(1973)、同53年(1978)、同54年(1979)と数度に渡って行われた本格的な発掘調査によって、縄文時代中期の住居跡21基を始めとする遺跡が発掘された。

 中でも竪穴式住居跡のひとつは、長径17m×短径8mの楕円形という他の住居を圧倒する大型のもので、当時の日本では最大規模のものであり、結構話題になったようだ。

 現在の遺跡は史跡公園となっており、内部に入ってみると、芝生が敷かれ、復元された住居跡があり、休憩所も綺麗に整備されていたのだが、入場自体は時間で制限されたりはせず、散策は自由となっていた。展示棟には不動堂遺跡の出土物が展示されており、開館時間であれば、当時の生活の一端を知ることができるようになっている。

 ちなみに、建物などの復元は、遺跡の保護のために1mの盛り土をした上に建てられており、入口にある江戸時代の旧家を移築した建物では、休憩もできるようになっていた。

 

最終訪問日:2001/9/17

 

 

この遺跡を訪れたのは、地図に不動堂城跡の文字を見つけたから、という偶然というかなんというか。

道路の案内で不動堂遺跡というのはあったが、不動堂城跡の案内はないなと思いながら小一時間も周辺を走って、ようやく地図の誤植に気が付きました。

でも、とっても良く整備された史跡公園ですね。

非常に落ち着く空間でした。