白馬周辺にあるスキー場群の南、鹿島槍ヶ岳の東麓にあるスキー場。
昭和38年(1963)に鹿島槍国際スキー場として開業し、昭和59年(1984)にサンアルピナ鹿島槍スキー場という名前に改称され、平成22年(2010)からは鹿島槍スキー場という名前となっている。この間、他のスキー場の多くもそうであるが、経営母体が幾度か変遷したようだ。
麓のセントラルプラザ1130には、仮眠施設や露天風呂まであり、スキー場のベース施設としては非常に充実している。このセントラルプラザ1130から見て、3方向にゲレンデが広がり、規模もなかなか大きく、上級者コースから初級者コースまで、幅広く選択できるスキー場だ。
かつて訪れていた頃は、サンアルピナ鹿島槍スキー場と呼ばれていた時代で、隣のサンアルピナ青木湖スキー場を経由してサンアルピナ白馬さのさかスキー場まで行けるようになっていた。しかし、サンアルピナ青木湖スキー場が休止されたままとなっており、今は行き来ができなくなっている。
このスキー場間の移動は、水平に移動する箇所がかなり多く、自力で推進できないボーダーにとっては、なかなかきついルートだった。滑るというよりは、全部行ったというトロフィー的な目的が強かった印象だ。鹿島槍スキー場だけでも、そこそこの大きい規模を持っていた上、周辺のスキー場を含めた移動可能な範囲をすべて行くと、かなりの時間が必要だった。
現在の営業範囲は、山頂へのリフトなどを休止したようで、少し狭められたとみられ、最長滑走距離も4100mと短くなり、最大斜度も28°となっている。全体として、スキー場と言うよりは、キッズパークとしての性格を持たせ、生き残りと差別化を図っているようだ。
最終訪問日:1997/1/20
延々と横移動して、白馬さのさかの麓でゲレンデのすぐ近くを走る鉄道を見た時、長野でしかありえない景色かなと思いました。
滑りながら雪の中を走る鉄道を見るという経験は、凄く印象に残っています。
鹿島槍スキー場は関係ない話ですが笑
鹿島槍で最も印象に残っているのは、セントラルプラザで滑る人たちを見ながら入った温泉だったりするんですが、これもスキー場は関係ないかも笑