Mottyの旅日記 Archive

Mottyが巡った場所の記憶と記録

マーガレットライン

 国道136号線の内、かつて南伊豆道路として使われていた南伊豆町の子浦から松崎町雲見までの区間の愛称である。全長は12.3kmで、沿線がマーガレットの産地で、マーガッレトが多く咲くことからの命名という。

 南伊豆道路は、日本道路公団によって昭和43年(1968)に着工され、同47年(1972)12月12日に開通した有料道路であった。当初、償還期間は30年が予定されていたが、昭和57年(1982)に起きた地滑りによって通行不能となり、その復旧工事が完了した翌58年(1983)8月に無料開放され、現在は国道136号線と県道16号線の重複区間となっている。

 元は有料道路であるのだが、開通年が古く、国道化も早かったためか、道路としては地方の一般的な国道とそれほど違いはない。ただ、国道136号線の前後の区間が大型車の通行などがやや厳しいため、それが幸いしてか、通行車両は乗用車やバイクが中心で、カーブやアップダウンが多い割に流れは軽快である。

 西伊豆の切り立った海岸線などの地形が似ているためか、雰囲気としては能登半島の西岸に近いのだが、マーガレットラインは非常に標高が高い部分もあり、海が比較的近いにもかかわらずこんなに上るのかと、走りながら驚いてしまうほどの道で、これは伊豆半島がかつて火山島であった事の名残だろうか。このアップダウンが、他の海岸沿いの道に無いマーガレットライン特徴とも言え、非常に印象に残った。

 

最終訪問日:2013/5/19

 

 

訪れた時は天気が良く、時折見える海の青と空の青が爽やかで、そんな素晴らしい景色を視界の端に入れつつ、緑の中を爽快に走ることができました。

マーガレットラインだけではなく、前後の区間も含めて、晴れた日にもう1度走りたい道ですね。